2011年1月8日土曜日

大阪市内公立中学校の労働時間調査

明けましておめでとうございます。

退職して9ヶ月が経ちました。やっと研究目標が決まり
ました。同志社大学の千田忠男教授のご教示を得て、長
年の疑問を解決するための一歩を踏み出そうとしていま
す。よちよち歩きの研究者として、貢献ができたらと希
望しています。

香港の空港で年越しをしました。時計を見つめつつ、2
011年の生き方を黙考しました。時間旅行者としての
感慨が沸き起こったのを記憶しています。

公立中学校で働く教員は長時間過密労働で苦しんでいる。
しかし、その実態が明らかにされることは少なく、問題
解決の方向も明らかでない。

この問題を打開するには何ができるのだろうか。
労働条件、特に労働時間の基礎資料を得るため、5月から
導入されたカードリーダーの読み取り結果を活用すること
にした。

読み取り結果(月次データ)の情報開示請求を大阪市教育
委員会人事担当に昨年末に行なった。月次データを1月初
旬に情報提供すると担当者から連絡があった。個人が特定
される箇所(職員番号、氏名)にはマスクをかける見通し。

月次データを3月くらいまでに解析したい。
対象者は、大阪市立の◯◯中学校の教諭、常勤講師、管理
職の全員(合計43名)とする。非常勤講師と再任用教諭
を除く。解析対象者数は対象者の7割以上を目指す。

以上の予備調査の結論を2010年度中に出したいと構想
しています。