学問の自由を守り、使用者・労働組合の別を問わず、現代の教育労働の厳しさと喜びを見つめ、教育労働のあるべき姿を展望したい。 教育労働の現場の状況を踏まえ、教育労働者の労働条件の改善に資することができればと願う。
2012年7月7日土曜日
お盆ではないのに、怪談噺
私の友人からメールが来た。
「怪談。」と書いてあった。【一部を除き、そのまま引用する】遂に、対教師暴力が起きました。自分は打ち合わせにはいなかったのですが。
昼の打ち合わせ後、被害に遭われた先生は5限の授業をした(本人の希望でもあったそうですが)というから恐ろしい職場です。【引用終了】
以上の文章から、この職場の雰囲気をどのように想像できますか。
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私はその友人に、私の感想を次のように送りました。【返信】で感想を送りました。
管理職の存在感がないですな~。
被害に遭った先生には授業をさせずに、病院へ行くよう説得するのが管理職の務めではないかな。もちろんですが、通院なら年休をとる必要もありません。
生活指導主事の講師さんの動きも見えませんね。組織としての学校でなくなっていますね。評論家的見方でスミマセン。(中略)あなたの「恐ろしい職場」に同意します。くれぐれも君子危うきに近寄らずですよ。
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友人からメール。【引用開始】(私の)つたない情報から、今日の問題点を読み取っていただいて、慧眼恐れ入ります。◯◯センセイとも同じようなことを話しました。
怪我する程ではないそうです。でも、学校としてどうするか、管理職としてどう部下を守るか、誰も答えてくれません。大怪我してから動くのでしょうか。
それにしても、自転車通学のときはあんなに猛った管理職と生指部が、今回は大人しいのです。【引用終了】
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私から友人へのメール。
職場では、善意の観察者に徹しましょう。間違っても、(私)のように起立して管理職を追求してはなりませぬぞ。
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翌朝に、友人からメールが来ました。【引用開始】最近、5時に退勤して9時に寝る生活をしているので、メール送信後、すぐにスリープモードになっていたのでした。身を粉にして働くことに阿呆らしさを感じている今日この頃です。
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このメールのやり取りをご覧になって、どんな感想を持たれただろうか。
昨夜、JR天満駅前で「ディープでチープな会」例会があった。組織名はないし、定例会でもない。スケジュール帳に書くのに必要だから、そう書いているだけだ。大雨だったが、その店は客で賑わっていた。魚と天ぷらが安くて美味しかった。酒の肴は大阪市の教育だった。6人とも現職教師あるいは元教師だ。
現職教師は2年前とは状況がガラリと変わっていると、語る。私が教職から2年前に退いていた。城東区や鶴見区の中学校の状況が語られた。ため息がでる。教師の顔ぶれも若年化している。教員間のコミュニケーションもうまくいかないようだ。かつて環状線の内側を除き、教職員が居やすい職場を◯◯温泉と言ったものだ。管理職が風を吹かせても、悪くいえば無視する、今様ではスルーするのが対抗様式だった。組合の組織率も高かった。60人の教員の中で、未組合員は2人という職場にいたことがあった。
教員が熟慮黙考する習慣の大切さを痛感する毎日である。「論述の手引き」という講義で、教授が言われた。「教室の中に論述の自由な空間がないと、議論の共有は進まない」と。4月からこの講義に休まないで、全出席してきた。その理由は、この授業に「自由な空間」があって、その魅力に惹かれているからだと気づいた。現代の教員に「自由な空間」が保障されているだろうか。将来の主権者(子ども)を教育する教員に「自由な空間」を擁護する責務を私たち大阪市民は負っているのではないだろうか。
「教育と労働安全衛生と福祉の事実」をお読みください。
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http://kyoikkagaku.blogspot.com/
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それ以前の「教育と労働安全衛生と福祉の事実」。途中で作成できなくなりましたので。
よければ併せてご覧ください。
または、
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http://blogs.yahoo.co.jp/rouanken
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