2010年12月16日木曜日

再燃する「校内暴力」

生徒が変わったのか?
保護者が変わったのか?
私の勤務する学校だけの問題なのか。

この疑問を説こうとして、大学の図書館で本を漁った。
『校内暴力』(1981.5 月刊『生徒指導』編集部編)を読んだ。

「新しい荒れ」かどうか。私は荒れに新旧はないと感じる。
1980年代は中学校の校内暴力の全盛期。教師と生徒の対立。
この問題を克服した決め手が参考になるのではないだろうか。
古いからで済ましていいだろうか。能重真作、田代三良、君和田
和一の論文を読み、青年教師時代の友人との議論を闘わせた頃を
思い起こす。
「教師はすべての子どもの発達の可能性を信じて、どの子にもわかる
授業の工夫と努力をしなければいけないのではないか」(能重真作
P.137)そこに戻るべきではないか。

私の属する学校は警察力を導入した。その後に残る問題は片付いて
いない。生徒との信頼関係を再構築するために、会議で全員一致の
討論ができるかが問われている。
そして、保護者の支援も得て、「安心・安全・信頼される学校」に
なると思っている。

しかし、校内暴力に対する疑問はまだ説けていない。データを集める
ことにも精力を傾けることにしたい。

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