2010年11月23日火曜日

卒業式の形態を言っている場合ですか?

ある中学校職場の知人からの情報。

先週末に職員会議があったそうだ。

同僚からの伝聞だ。管理職から「卒業式を壇上を使ってやりたい」と提案があった。
昨年度までは日の丸・君が代もあった。形式はフロアで厳粛かつ祝福の式がされ、
生徒も保護者も感動したそうだ。ウルルン。

昨年度、ある保守党の市会議員が市教委教育長を追及、調査と壇上形式の指導を約束
させた。その議員の選出区では、義務制の学校では混乱した。特に管理職の動揺ぶりは
情けなかった。教育の情理に立った管理職の説明はされなかった。市教委が電話などで
圧力をかけ続けた。当日には指導主事がトラブルの可能性のある職場に出張する有様。

さて、話題を戻す。市教委は3点セットを卒業式で実施をするのを管理職のネジを巻い
ているらしい。日の丸を壇上に。君が代演奏(テープ)。そして君が代をピアノ伴奏で
歌わせる。国際化の流れの中で、ナショナリズムを学校に押し付ける姿勢を貫徹したい
のだろう。

職員会議では、当該の学年から例年通りのフロア方式で行きたいと回答。他の学年も
例年通りの意見を共有したようだ。頑固に壇上方式を訴えているのは管理職のみ。

知人は吐き捨てるように言った。卒業式をどうこうするかを論議するより、生徒の荒れを
どうするかを会議で論議するのが今、すべきことでないか。管理職のマネジメントがされ
ていないのが問題だとも付け加えた。普段は間接管理で「良きに計らえ」なのに、儀式に
限って直接管理を強引にしようとする管理職の姿勢からは、教職員に不信感だけ残る。

「児童・生徒の荒れをどうするか」を各職場で論議する時間的ゆとりが、必要ではないか。

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