2011年4月9日土曜日

三現主義と宮城県教育委員会の姿勢

宮城県教組中央支部のブログ(現場日記)を見ていて、思ったことを書く。

教育評論家の尾木直樹(尾木ママ)が、金スマで宮城県教委の人事異動を批判した。それに宮城県教育委員会が反論をした。その経過をブログは掲載している。

役人の思考回路とその無責任さを感じる。天災の恐ろしさを私たちは知った。その被害を私たちの英知で最小限にできると信じる。教育現場で奮闘する教職員を励ますのが、県教委の責任のとり方ではないかと思う。批判に頑なな姿勢を見せ、責任を回避する官僚の姿を見る。

突然に「三現主義」なる言葉が浮かんだ。そうだ。県教委の幹部(会社でいえば経営者)頭脳の中に、この言葉が存在するのだろうかと。

ホンダとかトヨタ自動車で実践されているもの。民間職場では常識。経営学の用語である。

「現場」「現物」「現実」の3つを重視し、机上の空論を排して問題解決を図る考え方をいう。実際に現場を観たのか。現実を認識したのか。そのうえで問題を解決したのか。はなはだ疑問に感じる。教職員の働き方を受動的なものから能動的なものに変えて、職場を活性化させる。それには経営者(県教委幹部)に思考を変えねばならない。

「自分の目で確かめ」「自分の耳で聴き」「自分の肌で感じ」「自分で考え」て、判断を下したのであろうか。

自らの面子を捨て、あるべき危機管理を県教委幹部に求めたい。

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