2011年4月10日日曜日

先生たちの心のケア

東日本大震災と福島原発荷重事故。
あまりにも酷い事態に私の心も混乱している。

2度目の退職で、私の生活も変化している。
ボランティアや大学の聴講生として、1週間の何日間は潰れる。健康保険も同居人の被扶養者になった。年金生活者として、収入を見ながら支出をしている。午前中は3紙の新聞切り抜きをして、ファイルに整理する。
変わらないのは、眼科、神経科、耳鼻咽喉科に通院することだ。教員の労働時間調査は続いている。親の介護も気になる。

阪神淡路大震災のささやかな経験から、「先を読む」ことを心掛けている。
まず、学校の先生方の心のケアが気になっている。自ら被災しながらも、被災者や子どもたちに寄り添い、疲れていく先生たちを心配する。「先生たちの心のケアチーム」が、いま求められていると思う。休息しないと、疲労は解消しない。たまに職場から完全に離れることもいいだろう。

岩手県釜石市の釜石医師会が、心のケアについての文書を避難所になっている病院に掲示している。

被災者の心のケア
主な症状がーイライラする▽不眠▽食欲不振▽ちょっとしたことで驚く▽何もする気になれない▽外出できない▽自分を責めて
しまう

回復のためにーできるだけ休養、睡眠を取る▽気分転換を心がける▽信頼できる人や安心できる人に気持ちを聞いてもらう▽涙が出ることは自然なことで、心の回復につながる

家族らができることーつらかったことが語られたり、泣き出したりすることがあっても、否定せずにそのまま聞いてあげる▽無理に聞き出すのは逆効果▽回復のスピードは個人差があり、本人のペースを見守ってあげる

マスメディアも学校を記事にするようになっている。
行政は、先生たちの精神状態について、先生たちの働き方について支援をすることが求められている。早急に、被災地の教員数を増やすことが大切ではないか。全国的なレベルで退職した教員の活用も考慮してもいいのではと考える。これからが正念場である。

将来の主権者(児童・生徒)を育てる教師は、人間的でなければならない。なぜなら、非人間的な働き方をする教師には、子どもを人間的にすることはできないからだ。

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