2011年7月1日金曜日

時間外労働の恒常化

大阪市内のある公立中学校職場で緊急職員集会(教職員を併せて職員という)があった。

校長の説明は次の通り。
3年の学年主任が6月下旬に緊急入院をした。脳血管の手術のため。脳梗塞ではない。しばらく入院加療が必要なので、担任交代をしなければならない。副担任が年度末まで担任の業務をする。生徒には病名等の詳しい説明はしない。

その学年主任は部活の顧問をしている。積極的な姿勢で学年運営も部活指導もしていた。校長もその働きを評価していた。土・日も部活指導で出勤していた。時間外労働も休日労働もしていた。また、振替休日も取っていなかった。

昨年度の5月から、ICカードによる時間管理がされている。しかし、時間外労働に管理職は歯止めの役割を果たさない。「17:00になったので、お帰りください」と命令はしない。教員から必ず反発が返ってくるから。教員の権利は先輩たちの闘いの成果だ。今はその遺産を食っている。教員の権利があるなら、管理職の義務があるはず。その義務を果たしている管理職は少ないだろう。
休日労働ー例えば部活指導ーの管理はICカードに記録されない。読み取り機は職員室内にある職場が多い。ロックされていたら、翌日に特殊業務手当簿に記入する。記入を忘れたら、本人の責任になる。

使用者責任を感じている管理職かどうか、先ず問われている。この管理職は昨年度、事務職員と管理作業員との間で36協定を結んだ。代表者を決める時に、不当労働行為と取られる行為をした。

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