2011年12月18日日曜日

35人学級、小2でも実施へ(日経新聞2011.12.17 4版)

35人学級、小2でも実施へ

 政府は17日までに、公立小学校1年生で導入した「35人以下学級」を、2012年度は小2でも実施する方針を固めた。文部科学省が要望していた法改正を伴う制度化は行わず、教職員の追加配置(加配)で対応する。小2でも35人以下学級が実現すれば、小1の進級時にクラス替えをしなくても済むようになる。

 現在の公立小中学校の1クラスの上限人数は小1を除き40人。文科省はきめ細かい指導を行うため、11年度に小1で35人に引き下げ、他学年で順次実施する方針だった。12年度は小2での実施を求めていた。

 35人以下学級の導入は、教職員増を伴うため財務省が強く反対。既に自治体の独自予算などで全国の9割の小学校で35人以下学級が実現していることもあり、未実施の学校に教職員を加配する方式で、財政負担を抑えながら達成することにした。未実施校だけでなく全小学校分の経費負担につながる制度化は、13年度以降に改めて検討する。

Nikkei.com(2011.12.17 23:48)

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