学問の自由を守り、使用者・労働組合の別を問わず、現代の教育労働の厳しさと喜びを見つめ、教育労働のあるべき姿を展望したい。 教育労働の現場の状況を踏まえ、教育労働者の労働条件の改善に資することができればと願う。
2012年2月24日金曜日
八重山教科書:竹富教委、寄贈で調達へ(沖縄タイムス 2012.02.23 09:47)
【竹富】八重山地区の中学公民教科書問題で、文部科学省から東京書籍版を使用する場合は「無償措置の対象外」とされている竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長、委員5人)は22日、臨時会を開き、一般住民からの寄贈で同版教科書を調達することを決めた。だが個人の教科書購入は通常、無償給付が終了した4月中旬以降。新学期に間に合わない懸念も出ており、県教育庁は「新学期に確実に教科書が届くよう、可能な限りの対策をとる」と同町を支援していく姿勢を示した。
同町教委は寄贈受け入れについて、新学期に間に合わせるための暫定的な措置とし、国には今後も無償給付を訴えていくことも確認した。その上で竹盛委員長は「新学期に教科書を間に合わせることが第一目標」と強調し、具体的な給付方法については「県の助言を受けながら進めたい」とした。
町の来年度の新中学3年生は21人で、教科書の購入費用は約1万5千円。国が同町を「無償対象外」とした昨年10月以降、町教委には県内外から寄付や寄贈の申し出が相次いでいる。
県教育庁義務教育課は「国が無償給与すべきだとの立場は変わらない」とした上で、同町の判断を尊重するとの見解を示した。さらに「同町の生徒たちが、新学期に教科書が間に合わない事態は避けなければいけない。他市町村と同様に教科書を届けるための働きかけは惜しまない」としている。
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