働き過ぎによる死を防ぐための「過労死防止基本法」の制定を求めて、遺族や弁護士が21日、全国一斉に100万人分を目標に署名集めを始めた。大阪市城東区のJR京橋駅前では同日、遺族や弁護士ら約30人が署名を呼びかけ、1時間で約400人分が集まった。
法案は、国や自治体は過重労働対策を策定・実施する責務を負うとし、企業には労働者の健康を損なわないための措置をとる責務があると定める内容。
京橋駅での署名集めに加わった京都市の寺西笑子さん(63)は1996年、飲食店チェーンの店長だった夫(当時49)を自殺で亡くした。「一人でも多くの人に過労死を自らの問題と考えてもらい、国を動かしてゆきたい」と訴えた。(阪本輝昭)
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